真説ザ・ワールド・イズ・マイン

ようやく全部読めた。
連載当初読んでたのに、なぜか読まなくなり数年ぶりの再会。
しかもそれも3,4巻を途中で買い忘れて意味がわかんなくなる始末。
つくづくこのマンガとの縁が薄いなあと思う。
連載時読んでた時はこの手のアナーキーマンガに対して食傷気味(多かったのかな?)な気分というか、キチガイっぷりを競い合うような時代のせいで大したことないと思ってしまったのか、とにかく読むのをやめてしまった。

今読むと面白いと素直に思った。
読者を引き込む力は強い。次が読みたくて仕方なく思える展開が続く。犯罪者の言葉は、是非「イェー! キスマイアス!」も使って欲しかったですね。

でも、ラストは人をバカにしてるとしか思えないというか、普通にダメでしょ。別にこのラストのせいで大ボラ漫画とか言い訳する必要もなくて(途中まで面白いから)、普通にないでしょ。多面的な見方とか一面的な見方とか賛否両論とか関係なくこれは駄目だなと思う。結局目立ったのは飯島さんと須賀原(素敵すぎ!)だし。
チャットルームのマリアの真相も今見ると稚拙な感じというか、ダメだろ。クソ萌えマンガっぽくて少し笑える。何の意図なのか、とにかく物語と何も関係ない。素直な展開(阿倍野)でよかったんじゃない?

いずれにせよ、ラストはどうでもよくて面白い。まあつまり蛇足でしかないんだろ、地球滅亡は。あまりに関係ない。
このクソ萌え全盛の時代では新鮮ってのもあるのかな。

一番好きなシーンは死んだ飯島さんを思いながら星野がSEXしてるところ。「フェラチオです飯島さん!!」
このシーン最高。