逆転裁判4 (激ネタバレ)

今回も上質。丁寧な作りで非常に楽しませていただきました。

みぬきちゃんは基本的なノリはまよいちゃんと変わんないんだけどいいですねー。証拠品のコメントで「お! 相変わらず適当ですねー」みたいなのがあって最高。あと15歳でパンツ連呼ハァハァ。
話も無理なくまとまってて、トリックもまずまずでした。伝統の証拠品かぶり(どっちの証拠品出してもいいんじゃね?)みたいなのがあったけどまあよかった。
でもやっぱりこういう作品で問題になっちゃうのは前作主人公の扱いなんですよねー。ナルホド君の落ちぶれっぷりは個人的には大ヒット。
若くしてその才能を輝かせた人物っていうのは見る影もないほどにボロボロに落ちぶれるか、死ぬかしないといけないよね。ゼロ3コーディといい、カプコンの落ちぶれヒーローたちは素敵です。
それだけに、今回も結局おいしいところはナルホド君に持ってかれた感があるなあ……。4話の「成歩堂龍一最後の法廷」とかはもう激燃えですよね。貫禄を感じさせるナルホド君。
オドロキ君は圧倒的にヤオイ分が足りないよねー。まあ。牙琉検事の責任でもあるんですが、もうちょっと対等で、カッコいい感じの主人公&ライバルという関係にした方がよかったんじゃないかなあ。現状だと牙琉さんが上からオドロキ君を見すぎててなんだか燃えない。
あとオドロキ君の驚き顔はいくらなんでもカッコ悪すぎでしょう。見る機会も多くてすごく気になる。これは残念な点。あとハミガキの脇の汗をみぬくのはいくらなんでも厳しくない? あのモノクロ画面でその謎解きは仕様的に問題ありだろ。

結局、いつも通りとはいえ、次回作に期待!
逆転裁判はどこまでいっても逆転裁判だよね。
でもDS内でのこの表現力の高さは素直に素晴らしいと思う。