遂に東洋一面白いマンガが最終巻……。
関羽は関羽でしかないのに、歴史は関羽を様々な要素をもって語ろうとする。
それが歴史とはいえ、あまりにも切なく無念。そして人の限界を感じざるを得ない。
関雲長……
「関羽を想う俺はなぜこれほど甘いのだ」
いいね! 本当にいい!
「今 われら兄弟の夢を 不滅とする」
関羽は神になり、劉備は物語となる。人の世は曹猛徳を残す。
そして曹操の最期を見届けるのはやはり惇兄なんですね……嗚呼。
神や物語になり人の世に残った者に代わって蒼天を駆け続けるのが曹操なんですね。
しかしこの作品の功績は大きい。面白さも素晴らしい。まさに傑作。