ペルソナ3FES (ネタバレ編)

【前回までのあらすじ】
とりあえずアイギス編超序盤やった感じでは、斉藤千和がいじめられてしょんぼりしたり逆ギレしたり、坂本真綾にお姉さまとか言って甘えたりするゲームだってことはわかった。

で、アイギス編はクリアしました(!)。55時間くらい。もう本当の本当に死ぬべき。
で、結局どうだったかというと……

①最後まで斉藤千和がいじめられてしょんぼりしたり逆ギレしたり、坂本真綾にお姉さまとか言って甘えたりするゲームだった。
②あまりの不人気に業を煮やしたゆかりっちが暴走! アイギスに食ってかかる!! 彼を返して! ヒロインの座を返して! ここがあの女のハウスね!
つーか何で彼女はそんなに突然ヒロイン面するんでしょうか? 恋愛コミュを前回放置していた私には意味不明でアイギスにイチャモンつけてるだけのクレイジーサイコビッチにしか見えませんでした。
③真田明彦が今宵も咆える! 漢を見せる! その口から吐かれる言葉は全て正論! 直球! ストレート! フック! アッパーカット! タイガーアパカ! アイガーニー!
④ゆかりの暴走を止めるべくさりげなく百合展開に打って出る会長だったが……
⑤え、最後はゆかり×アイギス! これね! って男性陣はずっと放置かよ。どこまで百合なのかと。

さて一体正解はどれでしょう。
最初は「自分がアイギスじゃなくてアイギスとキャッキャウフフしてえなあ。俺もそろそろ30だなあ」とか思ってたけど、途中からなかなか面白くなってそんなことも忘れました。よかったんじゃないの? 何よりファンディスクとは思えないこのボリューム。
終盤の怒涛の展開は個人的には大好き。古典的ながら魅力的な「自分(の能力)との戦い」であるラスボスAもいいけど、何よりPT内部分裂! これは非常にいいよね。昔SSのシャイニングフォースでも自分が育てた仲間と戦う展開になってなかなかに燃えたけど今回もよかった。
やはりコロマルは手強い。
エンディングもシンダーと思ったらイキテター? シンダー?みたいな起伏の激しい展開に30近いオッサンも大満足でしたね。

「自分の暗部を見つめられる者だけがペルソナ使いになれる」とか、話も中々興味深いよね(設定には難があるのはやむなしだが……)。だとすると今の恥知らずのクソヲタどもは誰一人としてペルソナ使いなんかになれないよね(暗部を見つめていれば恥を感じるはずなので、こんな恥ずかしい現状にはならないから)。
闇雲に今を生きること、思考停止の現状肯定への非難なんかも決まってると思うよ。明るく現状肯定がそんなに偉いッスかねえ? 笑いながらハミングがそんなに素晴らしいですかねえ? 考えたくないだけだよねー君たち。考えようとすると訳知り顔でそんなこと考えても意味ないとかもっともらしく言い逃れするだけだねー君たち。というのは同感ですな。

ゲームとしては追加ペルソナもあってなかなか楽しめた。ヘルズエンジェルがカッコよすぎ!(でも使えない!)

しかし本体もそうだったけど変な話だねこれ。それとアイギスは愛されてるね。みんなに。
欠点としては「と言うか」という言い回しを使いすぎ。目につくし、なんか妙な感じがする。