デビルサマナー 葛葉ライドウVSアバドン王

長かった。ようやくlawクリアした。
まずまずでした。
色々やること多くて面白かったんだけど、ラストは逆にそれがアダになってダレた。
エンディングもちょっとショボかったね。
中盤盛り上がってたのは弾やゲイリンや凪といった新キャラたちがイカしてたお蔭だろう。特に意外だったのは弾。その濃ゆい顔にたがわぬ濃いキャラっぷりで楽しませてもらいました。悲劇が似合わないようにも感じるが……こういう人だから逆に非業の最期を遂げるのも良いのか。
ゲイリンはどんなシリアスな場面でも結局あの言葉遣いのせいでギャグになってしまうのが最高なプロセスだというのがセオリー。あと戦闘ボイスが無駄にカッコよすぎ。ヘイ! カモン! ファーーック!(言いません)
凪はマニュアルとか事前情報とかではあーあーこりゃダメだねとか思ってたんだけど最後はまあ結婚できるなと思いました。いい嫁になってくれると思います。すぐしょげて素直になるのは逆に新鮮でいいよね。
ストーリーも軽いんだけどチープじゃないのは、ありがちな「リアルな悩み」に立ち入らないで、大きい視点からの話にとどめているためだと思う(最後ブレるのは残念……)。
大抵「リアルな悩み」の正体は要するにくっだらねえ個人の問題に対する体のいい肯定でしかないわけで、いい加減人の心の中だとか救済だとか人にとっては小さな一歩だが自分にとっては大きな一歩だかなんだか知らんがスケールの小さい悩みは飽きたというか、立ち入ったところで大した収穫はない。だから鳴海みたいに「なんでだろうね? ライドウ」くらいでとどめられるのは大きい。
ゴウトさんも相変わらずサイコウ(女湯に入ろうとして失敗⇒「ププッ」とか)なんだが、前作クライマックスみたいな盛り上がりはなかった。
システムも色々改善されて別件依頼とか色々頑張ってて、開発陣の力を強く感じる。だが、やはりゲームの性質上高くならざるを得ないエンカウントが招く戦闘の頻度を考えると……アクションが単調なのはどうしてもダレを生むのはやむなしかと、勉強になる。
しかしよく頑張ったと思うというか、これ同情なのかやっぱり?
何はともあれ面白かったです。