罪と罰

これ……かなり面白くね?

序盤のだるい展開を越えれば、殺人後はスリルとサスペンスに満ちた波乱と狂気の展開が待ってる! 
今でこそ忘れがちだが歴史に名を残すような文豪の作品というのは普通に凄いものなんだということか。ロシア語を訳して読んでる他の国の人間でこれだけ面白いとは。
訳も読みやすくていい感じなのだが、ロシア人たちの三人称視点物語ということで、愛称(ドゥーニャとか、ラズミーヒンとか)使わない人の名前(まあ、母親なんだが)がいちいち長くなるのは気になる。
母親が出てくると「プリヘーリヤ・アレクサンドロヴナ」が立て続けに何度も書かれて閉口する。
やっぱり母親には愛称ってのは無いものなんだろうか。