小説

剣客商売 〜十六

全部読んじゃった! 十六巻読んでるときはもったいないもったいないと思いながら読んでました。でも止められない。「ないしょないしょ」も読んだので現在「黒白」。 大体この物語を構成するファクターは以下の点だと思うのだが (1)こころづけ (2)飛鳥…

剣客商売 一

こうやってネットで偉そうなことグダグダ垂れてるエセ知的人間ほど意外に本を読んでないわけなんですが、私だけでしょうか。 というわけで今まで読んだことのないこのシリーズを読むことに。(真田太平記は全部読んだ!) 私が歳をとったのせいか、異様に面…

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(下)

読了。 あーあーエヴァ世代。 結論は確かに二択で、そちらを選ぶことも確実に「あり」でそれを迷いつづけるのが文学なので仕方がない。理由も十分。 ただすっきりしないのは、性格なのか時代なのか。エヴァ世代キモイ!! 全体的には面白いんだけど、どうなんでし…

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上)

本当に村上春樹の文体は肌に合わないなあと反吐はきながら読んでたけどまあ慣れた。このおしゃれ小僧めが! 嫌いだけどその影響力は凄いなあと正直に驚く。 ラノベ信者に言わせれば「村上春樹もラノベ」ってことになりそうですね。 ラノベも勿論ほとんどの現…

楡家の人びと

解説で辻邦生が「永遠に終わってほしくないと思う作品」と評していたが、まさにその通りだと思う。様々な人に結末や報いがあったりなかったりするこの良い意味での消化不良感がまた現実感を増幅させていてたまらない。 そして、描かれた「時代」というもの。…

楡家の人びと

北杜夫って、「どくとるマンボウ」とか子供のころ読んだっきりだったんで、「夜と霧の隅で」とこれを買って読んでみたんだが。 北杜夫の作風の広さには驚かされる。日本人離れした非常に広い視野と眼力、筆力。これぞ叙事詩で群像劇。まだ読み終わっていない…

罪と罰

愛の物語だったんですね。 しかし面白いな。これはもっと読まれていいのではないだろうか? 世界的文豪の凄いところは普通に読んでも面白いところだ。しかしロシア人はロリコンだね。その中でもスヴィドリガイロフさんは神だね。50歳で16歳を嫁に! 「そのう…

罪と罰

これ……かなり面白くね?序盤のだるい展開を越えれば、殺人後はスリルとサスペンスに満ちた波乱と狂気の展開が待ってる! 今でこそ忘れがちだが歴史に名を残すような文豪の作品というのは普通に凄いものなんだということか。ロシア語を訳して読んでる他の国の…